『あなたと、どこかへ。- 8 short stories』
吉田修一、角田光代、石田衣良、甘糟りり子、
林 望、谷村志穂、片岡義男、川上弘美
文春文庫 ¥495+税【ISBN978-4-16-771782-7】
ドライブ・車が登場する8篇。それぞれ、タイプの違う作家さんに執筆いただいています。なぜ車なのか?…それは、この短篇は日産自動車から登場した車「TEANA(ティアナ)」のスペシャル・サイトからの発信だから。車のサイトですから、どこかに車が出てこないと困りますわ(^_^)
個人的には、この中では石田衣良さんと川上弘美さんの短篇を読みたいなぁと思って購入。結果、見事◎でした♪本を積んでの一人旅をテーマにした石田さんの作品『本を読む旅』は、自分にとってもすごく理想。環境のいい場所でひたすら本を読み、気分次第でごはん、お風呂、そしてまた読書…こういう時間に縛られない旅、理想です。
そして年老いつつある母との旅を描いた川上弘美さんの『夜のドライブ』。不覚にも泣きそうになりました(>_<)…いや、別に不覚ではなくてもいいんですが。親を乗せて車を運転する機会が多いので、何となくいろんな事を重ね合わせてしまい、ラストシーンにはついググッと込み上げるものが…。
他の作家さん達も素晴らしい作品を届けてくれています。昔の恋愛相手との再会に心ときめかす男女、干物女と化した姉を心配する弟、娘の誕生日をきっかけに忘れていた頃を思い出す夫婦、などなど…。
一本一本がサラッと読めるので、ちょっとした合間に読み進める事ができて重宝しました。短篇集の強みですね。
自分で車を運転する人にも、助手席オンリーな人にも、きっとどこか思い当たったり、自分もこうなるのかな…と思いを巡らせてみたり。今まで読んだ事のない(買うのはちょっと冒険かな?と思っていた)作家さんの文体にも触れる事ができたのもよかったです。
この薄さの割には若干価格が高めですが(^_^;)…、まぁこれだけ豪華な作家陣ですから、元は取れてると思います♪























コメント
0件のコメント...