第1ラウンドを2位通過した侍ジャパン。いよいよ15日(日本時間16日早朝)から、サンディエゴのペトコ・パークにて第2ラウンドが始まるのだが、その前に各試合を振り返り、今後に向けた課題と楽しみ方?をおさらいしておこうと思う。
■まず、3月5日に行われた対中国戦から。
正直なところ、もっと点が入ってもいい試合だったとは思う。先日の強化試合:中国vsオーストラリア戦を見る限りでは、中国代表はとんでもなく『弱い』印象に映っていたのだが、いざ本番で戦って見るとそこまでひどいチームではなかったようだ。…とはいえ、その力はほとんど投手によるもの。外野へもほとんど飛ばせなかった打線は、完璧以上に日本に力負けしていた。
日本は何といっても村田(横浜)のホームランが大きかった。北京五輪のリベンジを誓う彼にとっても、景気付けという意味では大変いいシーンでホームランを打つ事ができたと思う。また、中島(西武)のスチールから青木(ヤクルト)のヒットによる点の取り方も、日本らしい良い繋ぎ方だった。
投手陣はダルビッシュ(日本ハム)が盤石。続く涌井(西武)の出来も素晴らしかった。ただ、中継ぎの山口(巨人)・田中(楽天)の立ち上がり不安感は心配どころ。馬原(ソフトバンク)と藤川(阪神)のダブルストッパーにも、どこか穴があるようで怖い。
■続いて3月7日の対韓国戦。
大量点でコールドゲームとした日本、やはりイチロー(マリナーズ)の第一打席が一番大きい意味合いを持っていた。日本が怖がり、何とかしなければと恐れていたキム・グァンヒョンから、あっさりとヒットした勢い。無言で『恐るるに足らず』と、侍ジャパンのメンバー全員に語った事により、後続打線の爆発を呼ぶ事となった。
また、第1試合に続きホームランを放った村田、そして城島(マリナーズ)のホームラン、好調の青木・中島らの活躍。このあたりが引き続き好調の波を持っていてくれれば、今後の試合も安泰だろう。
逆に投手陣は、正直松坂(レッドソックス)に不安が残る。1回のキム・テギュンのホームランは完全に余計なもの、さらに各回にランナーを出してしまう立ち上がりは、見ていてハラハラするばかり。確かに投げ込んで肩を仕上げていく松坂のスタイルには合わないのかもしれないが…。
渡辺(ロッテ)のサブマリンは健在、彼が中継ぎエースなのかもしれない。岩田(阪神)は立ち上がりこそガチガチの緊張が伝わってきたが、しっかり投げるべきところに投げれていたと思われる。
■3月9日の1位2位決定戦。
韓国との再戦となったこの試合、投手戦が見事だったとしか言いようがない。特に岩隈(楽天)の立ち上がりは特筆ものだった。ただし、4回に突然崩れたのは余計だっただろう。なにせ、あの一点だけを韓国がひたすら守り抜き、1位通過する事となってしまった訳だから…。
また、岩隈に負けない投手戦を演じた韓国のボン・チュングンの出来も素晴らしかった。リュ・ヒョンジンを予測していた日本にとって、この『知らない相手』との戦いは難儀だったようだ。個人的にヤクルトファンである自分にとって、ラストにイム・チャンヨンに完璧に抑えられてしまった際は複雑な気持ちだったが…。
■今後は…。
アリゾナでの強化試合を経て、サンディエゴへと移動した侍ジャパン。
打線が沈黙してしまったこの試合から、うまく気分転換できる事を祈るのみ。特に東京ラウンドでは絶不調のどん底にいた岩村(レイズ)の復調に期待したい。体調不良の中島に代わり、出場機会が巡ってきた川崎(ソフトバンク:『さき』本来は立可)が良い働きをするのではないだろうか。
初戦の相手は、いきなり前回の決勝カードの再戦となるキューバ。
確かに強い、だがおそらくは『打高投低チーム』と予測される。今回最強の投手陣を誇る日本が、どこまで彼らを押さえ込む事が出来るかにかかってくる事だろう。また、いくら抑えられても打線が奮起できなかったら問題。先にあげた岩村、そして同じくメジャー勢の福留(カブス)、更なる好調さを期待したい青木、そしてカギを握るのは…やはり、前回WBCでも師弟のように寄り添って働いてきたイチローと川崎であろうか。
アメリカに場所を移し、日本にいる私たちは視聴するのに辛いところではある。
だが、出勤前の景気付けとして、しっかり応援していきたい。























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