豊かな老後と地域コミュニティの充実


新老人福祉センターの建設推進

浦安市は、これまで全国的に見ても市民の平均年齢が若い町だといわれてきました。しかし、社会全体の高齢化が進む中、当市もその例外ではありません。また、大量退職を迎える団塊の世代が、いってみれば、職場から市内に戻ってくる状況も大きな要素としてあります。

そうした中で、昭和49年(1974年)に開設された老人福祉施設の「Uセンター」も、建設後30年以上を経過し、老朽化が目立ってきました。と同時に、1日の利用者数も当初から比べて4倍ほどになっています。また調査によれば、今後10年先の利用者を考えると、それは6倍近くになることが予想され、まさに、施設が手狭になっている状況なのです。

豊かな老後のためには、高齢者の各種相談に応じるとともに、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションに向けた、新たな総合的老人福祉センターが求められてきました。こうした施設の存在は、高齢者の生き甲斐を支えるとともに、活動的に日々を過ごすことは幅広い視点から見て予防介護の観点から効果的で、市民にとっては大変重要な施設となります。

このような現状を踏まえて、新たな老人福祉センターの建設に力を注いでまいりました。建て替えではなく、新たな施設として建設するのは、最大で2年間、センター機能の停止が余儀なくされるからです。新老人福祉センターは、市が所有する東野地区の3000平方メートルの土地に建設されることになりました。

新老人福祉センターの建設に当たっては、他市の充実した施設の調査・見学も進め、温水歩行プール、シルバー人材センター、デイサービスセンターなどといった各種施設の設置についても幅広い議論と提案を行ってきました。また完成後のアクセスについても、お散歩バスの新たな路線が停車するように進めてきました。

新センターは、本年度中に基本設計が行われ、平成21年度には完成する予定になっています。高齢者の方々に、より快適に、より充実した施設として利用していただけることを願い、今後は、運営の充実にも目を光らせてまいります。

Uセンター外観

現在の老人福祉施設「Uセンター」

地域コミュニティの充実に向けて

少子高齢化が進み、核家族化もさらに進んでいる現在は、地域内の交流が希薄になり、世代間の交流もまた衰えて、地域の力が、徐々に失われてゆく心配がある時代だといえます。

市内には、公民館、自治会館、集会所、老人クラブ会館などがあり、それぞれ、目的に合わせて、活発な活用がなされているようですが、こうした、個々の拠点の活用を踏まえながらも、さらに、子供から大人まで、老若男女が地域で集えるコミュニティセンターの整備が、今後の街づくりや日常生活のうえで大きな役割を担っていくものではないかと考えます。

ところが、行政が進めようとしているコミュニティセンターは、理念は謳われているものの、具体的にどのような具体構想があるのか、いまいち、はっきりしません。そこで、高齢化の進んでいる元町地区に優先的に作ってモデルケースを作るべきだと提案を続けています。

と同時に、市民の暮らしを活性化させ、町を生き生きと築き上げる核となるコミュニティセンターについては、地域ごとの特色をよりよく生かしていくためにも、コミュニティ条例をしいて取り組んでいくべきだと考えます。

地域住民による協議会の立ち上げ、その意見を生かした企画運営、さらには地域における役割分担など、条例を制定することで、漠然とした街づくりではなく、より地域に根を張った、実のあるコミュニティセンターができあがるはずです。そのためには、さらに市民の方々と膝を交えて、そのあるべき姿を探りながら、町の活性と、人々の暮らしにより大きな豊かさをもたらす、有意義なコミュニティセンターの設置に、さらに力を注いでまいります。