浦安市民まつりにて(2007/10/21)


30年前、「産業まつり」としてスタートした現在の市民まつりも、今年で10回を迎えた。10月20日、21日の2日間に、延べ約9万人の市民が集う大きな祭として発展してきた。人々が集うさまざまなブースも、160に及ぶ。実に大規模な市民まつりである。

浦安魚市場が恒例の「マグロ解体ショー」を行うと共に、鮮魚を格安で市民に椀飯振舞するさまは、かつて漁師の町であった浦安にふさわしい活気ある風景だったといえる。また、災害や犯罪に対する普段からの身構えについて開かれたブースに関心を寄せる人々が多かったこともまた、市民の意識の高さを示すものだったといえよう。

その他、いかにも祭らしい屋台や出店の彩りも多様で、人々が、列を作って食べ物などに興じる姿も、市民の半数以上が集ったことを考えると、浦安という町の活況を示すひとつの指標だったとも見える。若い町・浦安の元気が、そこに横溢している。

と同時に、そうした活況の中に、海産物でその伝統を作り上げてきた歴史と、埋め立てによって広がった多彩な人々の暮らしが、この市民祭に融合して、新たな浦安の歴史を作り上げていく流れが興ろうとしているように思えた。
市民祭